講師プロフィール

 松原 摩其(まつばら・まき/Makky)

 

略歴

13歳よりエレキ・ギターを始め、14歳からバンド活動開始。

篠原正志先生(東京国際ギターコンクール優勝)よりクラシック・ギター音楽の基礎を学ぶ。

立教大学在学中にテープ録音審査に合格、バークリー音楽大学(米国・ボストン)の奨学生となる。バークリーでは作曲科を専攻。ジャズ / ロックギター、作編曲、管弦楽法、指揮法などを学ぶ。ギター科の主任(当時)W.G. リービット先生の最晩年の直弟子として薫陶を受ける。

 

クラシックギターを篠原正志先生に師事。

ロックギターを大谷令文氏、ジョー・スタンプ氏に師事。

ジャズギターをウィリアム・G・リービット氏、アル・デフィーノ氏他に師事。

 

1994年より主にギター講師として多数の音楽学校、ギタースクールで2022年現在まで活動中。

マック音楽学校渋谷校/ TOKIWA MUSIC SCHOOL /アウラ音楽院  秋葉原校・渋谷校ほか/KAWAI MUSIC SCHOOL 都内・首都圏各所、その他音楽スクール及び都内カルチャースクールにて講座多数。

 

2013年より Makky Guitar Schoolを主催。

3歳から90歳代まで幅広い年齢層の皆さまに音楽のレッスンをご受講頂いて来ました。

2031-23年、全国展開中のオンラインジャズサークル、Comuz会員及び講師を務める。

 

引き続き研鑽を重ね、ライブ活動・CD製作も精力的に行っています。2018年5月には自身のユニット、AURASIAによる3枚目のアルバム「LIXIA〜リシア(立夏)〜」発表。ケルト音楽やロックを取り入れ、ミュージシャンとして独自の世界を追求しています。サンプル曲→ Rainforest https://www.dropbox.com/s/e1q4he451sms4vq/rainforest.mp3?dl=0

  

趣味は太極拳、合気道など。

 

好きな言葉

「菜根譚」より

 徳は才の主、才は徳の奴なり。才ありて徳なきは、家に主なくして、奴、事を用うるがごとし。
いかんぞ魍魎にして猖狂せざらん。 
(人格が才能の主人で、才能は人格の召使いである。才能だけがあって人格の劣ったものは、家に主人がいなくて、召使いが勝手気ままにふるまうようなものである。どんなにか、もののけが現われて、暴れまわらないことがあろうか。)

 

この言葉を読むと、恩師リービット先生のことが偲ばれます。 モダンメソッド・ギター全3巻の著者である先生は、40年以上にわたりバークリー音楽大学のギター科で後進を育てられた、偉大なミュージシャンであり教育者でした。人徳のある方で、コンサートを聴きに来られると周りのミュージシャンたちが先生を中心に、輪になっているのを見受けました。

 

先生のご風貌は少しセゴビアにも似て、まさに大人(たいじん)という風格をお持ちでした。日本から来た英語の下手な私にも分け隔てなく接して下さり、冗談を交えた個人レッスンを、ときには時間を延長してまで授けて下さいました。

 

私が個人レッスンを受けている学期中に、体調を崩され逝去されました。白血病だったそうです。最後にお目にかかった日まで、笑顔を絶やさない方でした。リービット先生の顰みに習う、というのもおこがましいと自覚していますが、いつも先生の笑顔を思い出して、今後も仕事に臨みたいと思います。 

 

最近の活動

プログレ・ロックバンドAURASIAは現在お休みし、現在ギター/ヴィブラフォン/ベース/ドラムス/サックス/等のメンバーでジャズの練習をしています。ジャズサークル・Comuzに所属してオンラインで全国のミュージシャンとセッション、レコーディングも勉強中。

2023年Mira Gereal 結成。同年ジャズフェスに出場。

講師からのメッセージ

ギターはある程度は簡単に弾けますが、上手に弾きこなすのは難しい楽器でもあります。人と自分を比べすぎず、ギターから「楽しみ」をより多く引き出して行くというスタンスで続けて行くことが、長続きと上達の「コツ」だと思います。

 

ギターや音楽が、生徒さんの生活の一部になっているのを感じると嬉しいです。バンドを始めたり、プロになったりする方もいるし、普通はそこまで行かなくても、ギターを友だちにしてくれればと思います。

 

最近はとくにグループ・アンサンブルやジャム・セッションに力を入れています。「練習」でも「発表会」でも「ライブ」でもない、生活に結びついた本来の「音楽の場」としてのジャム・セッションを実践し、皆さんに提案して行きたいと考えています。

 

ギターを身につけるとクラシック、ジャズ、ロック、民族音楽等いろんな分野に参加出来ます。ギターはもっとも古い楽器の一つですし、形態も奏法もいまだに進化・発展し続けている楽器です。そのように柔軟な楽器としてギターを捉えれば、ご自分にあったギター・スタイルが見つかると思います。リラックスして臨んで下さい。

 

 

 バンド演奏後の講師近影(右)

You Tube

ギターインスト"Tyrant"/ Makky Matsubara

音楽DTMソフトウェアの教材用に「3分のロック・インストを」という要請に応じて作成した曲です。

風車の周りのカササギ(LIVE)  / AURASIA(オーラシア)

ユニット名をAURASIAに戻し、復活を遂げた2年3ヶ月振りのライブより。

ブリューゲルの世界観に影響を受けた、ケルト風の無国籍的インストゥルメンタル。

アリア・イン・Gマイナー/Aurasian Whizard

アイルランドの国民的吟遊詩人、オカロランの楽曲にインスパイアされたメロディを

バロック的対位法でアレンジしたハード・ロック曲。Aurasian Whizard時代の演奏。